11/30の読書会(テーマ:女性)の感想

先日の日曜日(11/30)に「女性」というテーマで読書会を開催しました。
僕は長岡藩の家老の娘がアメリカで出版した「武士の娘」という本を紹介しました。江戸から明治に移行する時代の人々の暮らしや考え方が身近に感じられる本です。江戸時代の保守的な人は牛肉を食することを忌み嫌い、武士をやめて牛肉を売る商売を始めた息子を諫めるために、自害した女性がいたことなど、今では信じられないエピソードが淡々と綴られていて、わずか4、5世代ほど前の日本人の価値観がこんなにも違うのかということに驚かされます。

BoysLoveが好きな腐女子という言葉を初めて知り、またそのBoysLoveが、一種の反米ナショナリズムの表れだという内田樹のマンガ論の一節に結びついてちょっと面白かったです。

また、Mさんお勧めの「紙の月」はごく普通の真面目な女性が大学生と不倫の関係になり、さらには1億円を横領してしまう心理がよく描かれていて面白そうだと思いました。NHKのドラマや宮沢りえが出演した映画が作られているようなので、間違いなく面白い本だと思います。早く読んでみたいです。